2016年09月14日

永年の夢が叶った日


朝からクーラーの音がうるさいままだ。
どこかの洋服屋のblogで、もうすっかり秋の気配ですね!・・・なんて書いてあったけれど全然ウソだ。
今日はものすごく暑い。

「そろそろ行かないとヤバイです。もう夏が終わってしまいますよ」
「じゃ、明日行こう!7時に家に迎えに行く!」
と昨日の朝、豆と麦のコウタくんと約束した時点ですでに全く期待してなかった。

「だってもう夏休みも終わって2週間だしね〜、さすがに無理だよなぁ」
実際、現場についてもそれが見つかる気配はまったくない。シーンと静まり返って本当にもう夏が終わった感が漂っていた。

コウタくんが畑の持ち主に電話をかけてみる。
「樹液のでてるとこにいるから良く探してみて!」

イメージしてたのは大きな樹の真ん中あたりにくぼみがあってそこに群がってる様子だが、
そんな大きな木はない。あるのはたんかんの木だけ。
樹液って・・・

せめてカミキリ虫でもいたらいいけれど、枝と枝のあいだに蜘蛛の巣が張ってあるだけで他に昆虫のいる気配はない。落ち葉の上に歩いてるのも黒いサンショウウオだけだ。

半分あきらめつつ、もうひとつ先の畑まで歩いていった。
また少し山の奥に入る感じだった。舗装されて車も通る道だったがハブに遭遇してもおかしくないと用心しながら進んでいった。

樹液、樹液と一本ずつ確認しながらみていくと、何やら黒い塊が根っこに近いくぼみの中に。
近づくと大きなハサミをもった雄のクワガタだった。そのクワガタの手前の葉っぱの上にも同じくらいの大きさの雄がもう一匹。

朝、早起きして首から小さな虫かごを下げ、網を片手に捕まえる気満々だった5歳の息子とまるで同じ恰好だったコウタくん、それぞれの虫かごに一匹ずつ入れることができた。

クワガタは毎年1、2匹捕まえるが、どれも家の近くに勝手に飛んできたやつだ。
樹にとまっているクワガタを捕まえるのが子供の頃からの憧れ、夢だったのだ。

だからそれが叶った瞬間は本当に嬉しかった。我を忘れて興奮した。
でも一番良かったと思うのはチビとコウタ君をがっかりさせずにすんだことだ。


posted by yy at 17:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする