2015年11月06日

ファミリーツリー


今はまた黒い雲がでてきているが、今日の島は朝からぴっかぴかの上天気だった。
空気が澄んで影の色が真っ黒にみえる。光と影がくっきり分かれる。僕はこの風景が一番奄美らしいと思っている。
その明るく澄んだ窓の景色とは反対にテレビの画面には雨に濡れたちょんまげの武士と着物姿の女性が映っている。
思いっきり晴れた空と土砂降りの雨。
僕の祖先、亡くなった父や祖父、曾祖父、またその父たちも、同じように日の光を浴び、雨に濡れ、風を感じて生きてきたのだろうと思った。
縁があって祖父が暮らした土地に越してきてもう10年が経とうとしている。
生まれも育ちも名瀬だったので、あまりこの地に思い入れはないはずだがふとそんなことを思ったりしたのは、昨日、名瀬で空き家を見せていただいたのと、結婚する娘のために役場に戸籍謄本をとりに行ったせいかもしれない。長い間誰かが暮らしていた家やその近辺はやはりなにか歴史を感じる。まるで新しく誰かがそこに入り込む余地は無いかのように。
対して戸籍謄本というものは実にあっさりしたものだと思った。子供の出生記録、父と母の名前、叱られそうだが競争馬の血統書のようにも見えてしまった。
娘はここから抜けて新しい戸籍に入るのだ。
繰り返す毎日、雨や風、嵐の日も、あったかな晴れの日も今を生きていることを喜び、笑って暮らせますように。
あぁ月並みだな。
来年、僕が正真正銘のおじいちゃんになることが全く実感湧かないんだけど。

posted by yy at 14:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする